睡眠不足がストレスをためる

現代社会はストレス社会と言われています。近年では、厳しい社会環境に耐え切れず鬱や精神病になる人はたくさんいますよね。認知され始めた、ということもあるでしょうが、確実にそうした状態になってしまう人も増えてきています。

精神病院や心療内科はいつでも予約が殺到しており、人気があるところは2，3ヶ月先まで予約が埋まってしまっている、ということも聞きます。そうした現代病とも言える精神病は、社会のストレスはもちろんですがその背景にある睡眠不足も大きく関係していると言われています。心が不安定になってうまく眠れなくなってその結果睡眠不足になるのか、それとも睡眠不足が原因となり心の安定が取れなくなっているのかは個人によって違うと思いますが、現代人の労働時間から考えればどちらの可能性もあります。

睡眠が私達の体に及ぼす影響は凄まじく、人間は人生の3分の1は睡眠時間にあてている、とも言われています。単に体の疲労を回復させるためだけではなく、脳や眼球など、体の機能全体の休息をするために必要です。また、記憶を整理したりリラックスするため、というのもあって、精神的な安定も睡眠を適度に取ることでもたらします。しかしこの忙しい現代社会において、睡眠というのは後回しにされがちです。多くの現代人が睡眠に何かしらの不安を感じているそうです。最近では睡眠クリニックというクリニックも開院されるなど、いかにこの問題が深刻なのかを物語っていると思います。寝ることは元気に活動するための基本中の基本ですから、睡眠不足だと感じている人はまずは寝る時間を作りましょう。